宮緒葵さんの「
渇仰」の番外編同人誌「PH3」です。今年の秋のJガーデンの新刊です。

A5サイズ、2段組、50ページ
★★★★☆
まず、「PH3」の意味ですが、これは「
パンツを はきたい 3日間」の略だそうです。
精力絶倫の攻の受に対する年中発情状態・・・ってのは、この小説では(というより宮緒作品では)もうデフォルトですが、この番外編ではさらに犬度もサカりっぷりもパワーアップ。なんかもうすごいです!(笑)
達幸がすごすぎて、もう笑うしかありません。これでは犬というより、野獣とひとつの檻に一緒にいるようなもの。
いや、明良にとっては笑いごとではないでしょうけど、一晩中抜かずの何発(数えきれない)って・・・。
一晩中出されっぱなしで、精液を腸内にためこみすぎて腹が膨らんでくるって、何それ(笑) それも毎晩!
なんか、そのうち口から逆流するんじゃね?とホラーなことまで想像してしまいました(笑)
今は達幸と同棲してる明良ですが、仕事のときは別として、帰宅すれば玄関先で押し倒され、そのままベッドに直行の毎日なので、朝、出勤の身支度をするまで、明良は家の中でパンツをはくことができないのです。
家の中でパンツをはきたい!!・・・というのが明良の願い。そう、この番外編のテーマは
パンツ でした!
家の中でパンツをはいて過ごしたいので、3日間セックス禁止!!・・・というおあずけをくらった達幸。
でも、明良と同じ家にいて、大人しく3日間も禁欲できる達幸ではありません。
パンツをはいたままセックスできるようなエロパンツを、通販サイトでソッコー大量に注文した達幸。
堅物の明良からすれば、見ただけで憤死ものの恥ずかしいパンツをつけさせられ、交尾?させられることに。
ワンコではなく、
犬 ・・・という、”ヤンデレ攻”、”壊れ攻”のひとつのスタイルを確立した宮緒さん。
達幸は、人気俳優として仕事をしてるときは、”人間”ですが、明良といるときは、完全に”犬”になります。
それも、好物(明良)を前にすると、おあずけがきかない駄犬に。しかし、なんのかんのいっても、そんな馬鹿犬が可愛くて仕方がない明良。達幸の無体を最終的に受け入れているのは、明良も達幸にベタ惚れだからです。
エロパンツをはいてのプレイに、放尿プレイ。もはやスカトロにも足先くらいは突っ込みつつある達幸です。
明日は絶対に飲ませてもらおう・・・達幸はもう行くとこまで行ってください。ただし飲尿プレイは同人誌で(笑)
宮緒さんは、”体内”ではなく”胎内”という言葉を使います。達幸にとってセックスは、マーキングを通り越して、明良への種付け行為だからです。明良が女だったら、間違いなく子沢山の大家族になってるでしょう(笑)
完璧な壊れ系攻の達幸ですが、明良もだんだん感化されつつありますね。明良の体力と酷使されてるお尻も心配ですが(括約筋が・・・汗)、明良の頭も心配になりました。でも、達幸って、尿道炎にならないのかしら(笑)
さすが中出し作家で種付け作家の宮緒さんだと感心しました。達幸の変態度はこれからも益々エスカレートしそうで怖いような楽しみなような。あとがきによれば、商業も同人もまだ続編ありそうですね。
表紙には、
R18 とデカデカと印刷されてますが、はい、正真正銘の18禁本です!(笑)
50ページほどありますが、ストーリー部分より合体部分(それも汁ダク)の方が多いですからね。
精液まみれ、エロまみれで、濃ゆ~い1冊です。突き抜けすぎて笑えました。面白かったです。