FLESH & BLOOD外伝2 ー祝福されたる花ー (松岡なつき)




久しぶりにフレブラの感想です。本編の感想は停滞してしまってますが(汗)、外伝の方を先にあげます。
本編の方は、なにかと苦しい展開になっていますが、外伝はただただ心楽しく読めました。

小説 ★★★★★  挿絵 ★★★★☆

【あらすじ】
「FLESH&BLOOD」シリーズ、待望の外伝第2弾!  本編には入りきらない番外編を収録した珠玉のエピソード集。船長ジェフリーが、プリマスの我が家へ帰還!!人目を忍ぶ凱旋だけれど、再会の喜びに逸る海斗は、恋人とつい甘い雰囲気にひたり勝ち。仲間のうんざりした声とともに、屋敷で海斗を迎えたのは、いつの間にか植えられていた懐かしいラベンダーの花だった―。表題作「祝福されたる花」他、ユアン視点で描く、ジェフリーとの衝撃的な邂逅「流浪の森を抜けて」等、書き下ろしを含む全5編収録!!


小説キャラ掲載の3話+書き下ろし2話の構成です。

昨日の友 : 小説キャラ vol.25掲載 
ジェフリーとナイジェルの少年時代のお話です。
今でこそ”やり手の航海長”として恐れられているナイジェルですが、船乗りとしてはまだまだひよっ子だった頃。
タイプは違えど、ジェフリーにも負けず劣らぬ美少年だったナイジェルには、水夫たちの間にはけっこうファンがいたのです。自分の魅力に無自覚なナイジェルは全く気付いていませんでしたが。
その水夫たちから身を挺して(?)、ナイジェルを守っていたのがジェフリー。ナイジェルを、水夫たちの毒牙(?)から守るために、進んで自分が彼らの相手をしていたんですね。

ジェフリーの初恋の相手はナイジェルでした。好きな相手のためなら、自分の犠牲にするのも厭わない男気は、昔からだったよう。まあ、少年時代からビッチだったジェフリーにとっては、自己犠牲ってほどの行為ではなかったかもしれない。そして、こういう無鉄砲なところが、ジェフリーの魅力でもあるわけだけど。実は、ジェフリーと海斗より、この二人のじゃれ合いの方が萌える私(笑) この頃は、一人の少年を挟んで、恋敵になるとはお互い思っていなかったでしょう。でも・・・もし、ジェフリーに告白する勇気があって、ナイジェルが(まずないだろうけど)受け入れて恋人同士になっていたら、どうなっていたんだろう?という想像をついしてしまいます。

舟遊び : 小説キャラ vol.27掲載 
海斗がまだイギリスの宮廷にいた頃のお話。1日休みをもらった海斗に、ジェフリーが舟遊びをプレゼント。
尤も、スポンサーはジェフリーだけど、実はこの企画を提案したのはキットだったと(笑)
ストーリーが進むにつれ、何気に存在感を増しているキット。愛すべきキャラクターだけに死んでほしくない。
アルマダの海戦が1588年。キットが29歳の若さで亡くなったのが1593年。意外とキットって若いんだ(笑)

この短編の冒頭の海斗の高校時代の回想シーンで、歴史の授業で、先生がシェイクスピアを語っています。
シェイクスピアには別人説があると。その授業では名前があがっていないけど、キット(クリストファー・マーロウ)がシェイクスピアではないかという説もあります。なので、この平行世界ではもしかしたら・・・と密かに期待しているのです。「祝福されたる花」で、キットの運命を知っている海斗とリリーが、キットの将来を心配しているくだりがありました。本当に、松岡さんにキットの「助命嘆願書」をだしたいくらいです(笑)

人の望みの喜びよ : 小説キャラ vol.30掲載
鬼の水夫長・ルーファスの生い立ち&ジェフリーとの出会い編。

流浪の森を抜けて : 書き下ろし
ユアンの生い立ち&ジェフリーとの出会い編。

本編は物語の流れを重視すべきなので、設定のすべてを入れるわけにはいかない。水夫たちの中では、ルーファスやユアンはかなり重要度の高いキャラなので、彼らの生きてきた背景が読めてよかったです。
ジェフリーもナイジェルも、ルーファスもユアンも・・・皆、本当の家族の愛情には恵まれなかった者たち。海斗ですら、家族とうまくいっていなかった。そんな孤独な彼らにとっては、グローリア号こそ自分が帰るべき唯一の”家”であり、グリーリア号の仲間こそが”真の家族”なのだと、とてもよくわかる短編でした。

祝福されたる花 : 書き下ろし
ジェフリー解放後の海斗とのラブラブ番外編。とにかく、本編が殺伐としてる最中なので、和みました(笑)

スケアクロウ : アマゾン購入特典ペーパー
ジェフリーは、本気になった相手には、かなり”重い恋人”です。それを多少は自覚してるのか、いずれ海斗に鬱陶しがられるのではないかと心配するジェフリー。天下のプレイポーイ(死語?)が、海斗に関しては、本当に心配性ですね。いかに、海斗に骨抜きかよくわかる短編でした。周囲はジェフリーのこんな悩みを知ったら、さぞや呆れるでしょうけど(笑)


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ジャンル : 本・雑誌

FLESH & BLOOD (19) (松岡なつき)

FLESH & BLOOD 19 (キャラ文庫)FLESH & BLOOD 19 (キャラ文庫)
(2012/06/27)
松岡 なつき

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待ちに待ったフレブラの19巻です。18巻から1年、長かった~。
ページ数としては決して分厚いものではありませんでしたが、内容はとても濃かったです!

小説 ★★★★★  挿絵 ★★★★★

【あらすじ】
ジェフリー、約束通り病気を治して16世紀に戻ってきたよ――。けれど、再会に逸る海斗が知らされたのは、ジェフリーの投獄と死の覚悟。2人で一緒に生きるためなら、どんな手を使っても救い出す!! ナイジェルと共に敵地ロンドンへ赴いた海斗は、宮廷一の切れ者ロバートを訪ねることに…。一方その頃、海斗に想いを馳せるビセンテは、「おまえの予言を無駄にはすまい」と出撃準備に追われ!?

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FLESH & BLOOD外伝 女王陛下の海賊たち (松岡なつき)

Flesh&Blood外伝 女王陛下の海賊たち (キャラ文庫)Flesh&Blood外伝 女王陛下の海賊たち (キャラ文庫)
(2011/11/26)
松岡 なつき

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雑誌「小説キャラ」で掲載された、フレブラ番外編の待望の文庫化です。
ジェフリーとナイジェルが、カイトで出会う前の、少年時代のお話です。二人の友情に、本編以上に萌えました!

小説 ★★★★★  挿絵 ★★★★☆

【あらすじ】
身寄りのないジェフリーを引き取り、育ててくれたワッツ船長―航海の途中で病死した彼に代わって、『キャサリン号』に若き船長が誕生!!けれどそれは、古参の水夫達の嫉妬と裏切りを呼び覚まして…!?船長ジェフリーの波乱に満ちた処女航海を描く「船出」、キットと若き日の海賊達との出会い、そして長い片恋の始まりの瞬間を鮮やかに紡ぐ表題作他2編も収録した、シリーズ初の傑作短編集。

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【運命共同体の恋】フェア★フレブラ&ドラグネット小冊子GET ♪

11月19日の記事で取り上げたキャラ文庫の【運命共同体の恋】フェアの小冊子2種類GETしました ♪

【特典その1】 「H・Kドラグネット」小冊子 まんが/乃一ミクロ(原案・作画)
【特典その2】 「FLESH & BLOOD」小説/松岡なつき


運命共同体の恋フェア小冊子1   運命共同体の恋フェア小冊子2

フレブラ小冊子の表紙イラストは懐かしい雪舟薫さんです♪

フェア対象作品の文庫は12冊。でも、ほとんど既読か持ってる本ばかりで悩んでいたのですが、いつもBLCDを貸してくれてる腐女子友達が「H・Kドラグネット」を買うからと、小冊子2冊譲ってくれました。そのおかげで、今回出費ゼロで小冊子をGETできたのでした。友よ、いつもありがとう~♪ 

ということで、簡単に内容を紹介します。


鍵盤 : 松岡なつき/「FLESH & BLOOD」番外編
和哉視点。まだ二人が一緒にいた頃のお話です。海斗はピアノを弾くのが好きでした。そして、和哉は海斗のピアノを聴くのが好きだったのです。正確さなら和哉の方がずっと上なのだけれど、海斗の奏でる、のびのびした明るい響きは、和哉には決して出せないものでした。それはピアノの演奏に限ったことでなく、和哉は、自分にないものを持つ海斗の全てに惹かれていたのです。

鍵盤の黒鍵と白鍵のごとく一対だった二人。傍目からみても、ピアノの鍵盤のように、二人はいつもべったりくっ付いているように見えたのでした。二人がいつまで一緒にいられるのか・・・和哉の秘めたる答えは「永遠」。

黒鍵だけでも、白鍵だけでも、曲を奏でることはできません。和哉にとって、海斗はそういう存在だった。
でも、海斗だけが、自分の対を別に見つけてしまいました。和哉は、これから、海斗にかわる対が見つけられるのか・・・8ページ程のSSですが、和哉の海斗への執着の強さがビシビシ感じられます。まだ「永遠」を信じられた頃の和哉です。この後の二人の運命を思うと、和哉が幸せそうなだけに、とても切ないですね・・・(涙)


Holiday : 乃一ミクロ(原案・作画)/「H.K.ドラグネット」番外編
4ページのSS漫画です。実は、ドラグネットの方はまだ積読で、1冊も読んでいないのでした(笑)
4人の主要人物は全員登場してます。隆之はジェイソンに稽古をつけてもらってます。クレイグはジェイソンにツンツンしてますね。でも、意識だけはしてる・・・そんな感じでしょうか? 本編未読のため、あまり話が見えませんでした(汗) 本編読んでれば楽しめると思います。なお、漫画の原案は松岡さんではなく、乃一さんです。


無事小冊子を入手できてホッとしました。フェア参加書店などは、キャラのHPに記載されてます。
小冊子の数は限りがあるので、欲しい方はお早目に ♪

BLCD 『FLESH & BLOOD (1)』 (松岡なつき)

「FLESH & BLOOD」のBLCDは、これまで2~6巻まで感想をあげています。
このシリーズのBLCDは友人からお借りしてるんですが、貸出中だった1巻が廻ってきました(笑)、
遅まきながら感想をあげたいと思います。BLCDについては、かなり他力本願な私です(汗)
2・3巻が1枚だったので、1巻もそうかと思ってたら、2枚組でした。
CDを聞いて、改めて1巻を復習してみると、なるほど、1巻は盛り沢山な内容だったんですね。

BLCD flesh  blood 1

本編の感想はこちら → 「FLESH & BLOOD (1)

【主なキャスト】
海斗 : 福山潤
ジェフリー : 諏訪部順一
ナイジェル : 小西克幸
ビセンテ : 大川透
和哉 : 岸尾大輔

感想はたたみます。

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みずほ(別館)

Author:みずほ(別館)
こちらは「BLトラベラー ~羽生結弦応援ブログ~」の別館ブログです。
2019年7月に開設し、本館ブログからBL作品感想記事を移転しました。
今まで書き溜めてきたBL感想文の保管庫となります。

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